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BCLシリーズの中では邦人作品集となる第3弾!「アトモスフィア」は1962年から1995年までの注目すべき邦人作品10曲をセレクト。
CDタイトルになっている故・名取吾朗氏の『吹奏楽のための詩曲「アトモスフィア」』(1979)は、まさに名作。名取氏の代表作にもかかわらず、ライヴ音源しか今までになく、初の完全版録音となりました。終始ピンと張り詰めた緊張感のある演奏で、音源として貴重なだけでなく、非常に聴きごたえのある仕上がりとなりました。
指揮者の木村吉宏氏が、今回の収録曲の中でも特に絶賛した「北海変奏曲」(1991)は、伊藤康英氏の作曲。いきなり第1変奏より始まり、最後におなじみのソーラン節のメロディが登場するという遊び心溢れる作品です。
故・兼田敏氏の初期の作品『日本民謡組曲「わらべ唄」』は、1楽章が金管アンサンブル、2楽章が木管アンサンブル、3楽章は全体合奏といったユニークな構成。親しみやすい日本のわらべ唄をモチーフに、1962年当時では珍しく海外で出版された作品です。
櫛田てつ之扶氏の「火の伝説」(1995)は、言わずと知れた有名な曲。「飛鳥」や「元禄」と並び、時が移り変わっても大変人気です。
その他、過去に吹奏楽コンクールの課題曲だった作品で、1970-80年代の課題曲が演奏されました。浦田健次郎氏の作品「マーチ・オーパス・ワン」は1984年の課題曲だった作品。今年の課題曲「セリオーソ」の作曲者でもある浦田氏は、この「マーチ・オーパス・ワン」で、コンサートマーチの先駆者となったといっても過言ではないでしょう。ゆったり始まるトランペットソロから、マーチに入っていく、当時としては斬新な作風でした。
真島俊夫氏作曲『吹奏楽のための交響詩「波の見える風景」』(1985年課題曲)は、課題曲の域を越えて普遍的地位を得ている人気の曲です。
「フェリスタス」(1979年課題曲)/青木進氏 作曲、「イリュージョン」(1981年課題曲)/鵜澤正晴氏 作曲の2つは、現在の吹奏楽曲にはないエッセンスをたくさん持ち合わせた作品です。
「吹奏楽のためのバーレスク」(1976年課題曲)は、指揮者・木村氏が幾度となく演奏してきた作品ですが、作曲した大栗裕氏と親交の深かった木村氏ならではの解釈で演奏されています。
さらに、小林徹氏「吹奏楽のための練習曲」に至っては、1975年の課題曲。当時のシーンが思い出される方も、初めて聴く方も必聴です。
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