コンクールにおいても、各地で開催される演奏会においても、現在、多くの邦人作曲家による委嘱作品が演奏されています。作曲家が演奏者を具体的にイメージして作品を創作し、演奏者もまた自分たちの「バンドの可能性」を引き出すために、作曲者と直接接し、アドバイスを受け、演奏表現を深めます。そうして発表された作品やその演奏に多くのバンドが感銘し、その曲を演奏してみたいと挑戦する。その連鎖が、素晴らしい作品を次々と生み出していっています。
そうした作品の中から、注目の新曲や未収録の作品をピックアップしたCD「ニュー・オリジナル・コレクション」シリーズは、収録曲全て邦人作品で構成されており、全ての収録曲について楽譜が用意されているのはもちろんのこと、作曲者本人による曲目解説と演奏上のアドヴァイスをブックレットに掲載した非常に実用的なシリーズです。 ・華やかな序奏で始まり、演奏会のオープニングに最適な「ダンス・セレブレーション/建部知弘」 ・太陽に照らされてキラキラと光る波が岩と岩の間を様々に流れていく素敵な景色を見事に表現した「波の通り道/酒井 格」 ・中学生でも演奏し易く楽しめ、それでいて和楽器の活用で演奏効果抜群の「日本の旋律による三つの情景/櫛田てつ之扶」 ・繰り返してはならない歴史に対するとても大きなメッセージ性を持ち、情景が見えてくるような描写音楽の「Alas de Hierro〜虚空に散った若き戦士たちへの鎮魂歌(レクイエム)/天野正道」 ・2002年日韓国民交流年記念委嘱作品でアリランや舞曲など、韓国・朝鮮の伝統的な文化に触れることができる「海峡の歌/高橋伸哉」 ・人生の流れの盛衰を見事に表現している「瞬間(とき)は煌めいて/真島俊夫」 ・幻想的な音楽と奇妙なワルツで構成された作品で、是非挑戦していただきたい「吹奏楽のための「ゴシック」/木下牧子」 の全7曲を収録しており、難易度も曲の雰囲気も様々なヴァリエーションに富んだ内容となっています。 |